真鍮アクセサリーのデザインが幅広くて人気の「hutte」(ヒュッテ) の岩本さんご夫婦の
ところへ。取材されたことがほぼ無いので、緊張します〜から始まったインタビュー。
さて、どんなお話を聞くことができるでしょうか?
Q.「hutte」の屋号のいわれを教えてください。
朋樹さん「山登りをする方ならすぐにお分かりになると思いますが、
"山小屋(ドイツ語)"からです。二人の出会いも登山クラブでしたので、屋号もそこから付けました。今も山登りは続けています。」
Q. 出展品が真鍮のアクセサリーとフェルトの小物となっていますが、
まゆ美さんとご主人朋樹さんどちらがつくっておられるのですか?
朋樹さん「フェルトの作品の制作、真鍮のアクセサリーの基本的なデザインは、彼女が起こします。」
まゆ美さん「真鍮を切ったりするのは、彼で、打ったり成形は二人で作っています。」
Q. 真鍮の作品を作るようになったきっかけはなんですか?
朋樹さん「手づくり市に出展しはじめた頃は、ハンコを売っていましたが、ハンコは生産が追いつかなかったのと、フェルトは夏の暑い時はどうしても売れない。そこで、夏に真鍮をと思い、知り合いに真鍮を扱っている人がいましたので、その方に教わりながら今に至っています。切出しの爬虫類、鯨や、犬のお尻やクマのお尻などのアクセサリーを作っています。デザイン・アイデアは、ほとんど彼女のものになります。」
Q. 真鍮のアクセサリーのメンテナンスで気を付ることはありますか?
朋樹さん「真鍮のメンテナンス、購入した際にはお手入れの紙をお渡ししたり、説明はさせていただきますが、真鍮のアクセサリーを購入してくださる
お客様は、使っていくうちの変化を楽しんだり、アンティークな色調が好きな方が多いので、特に気をつけるということもないとは思っています。余談ですが、実家が寺なので、真鍮の扱いは長年携わっています。扱いやすい素材ではありますね。(笑)。」
Q. インスタグラムを拝見してハッシュタグに#ボタニカルモチーフと記載がありましたが、
どういう意味でしょうか?
まゆ美さん「植物をモチーフにしたデザインの作品が多いので、記載しています。自然の造形がとても好きで形にすることに憧れます。子供の頃から色塗りにはあまり興味がなく、形の造形の方に夢中でした。描くものも色はほとんど塗らずに描いていましたね。」
Q.また、インスタに上げておられる、スケジュールのレイアウトに季節の
花が配してあって素敵ですね。まゆ美さんのアイデアですか?
まゆ美さん「パソコン等で作成して印刷したものの方が整っていて見やすいのでしょうが、手描きの方が自然っぽくて好きなのです。キッチリしたものより、少し歪みと言うかまっすぐじゃない方が好きなのです。作っているものも欲しいものが原点になっていると思います。」
Q. 全国の市にご参加されていますが、地域性のような違いを感じることはありますか?
朋樹さん「購入されるお客様の嗜好は、違うような気もします。百万遍さんでは見向きもしてくれなかった品が東京では売れるとか売れるものの傾向の違いはありますね。それぞれの出身国によっても違いはあるように見えます。」
Q. これからの目標があれば教えてください。
朋樹さん「47都道府県の市の全国制覇が目標です(笑)。まぁ、今のまま、元気で市に参加し続けるのが目標ですね。二人とも旅行が好きなので、旅行を兼ねて遠くの県には参加しています。」
Q. 手づくり市に出展されるきっかけは?
朋樹さん「手づくりが好きだったこともあり、買い物客としては訪れていました。初めての出展は、2012年の夏頃だったでしょうか、空いているところが参道の西側でした。最初は、ハンコを中心に販売。自分たちで作ったものに値段をつけ、それが売れた時の喜びはとても嬉しかったことを覚えています。1回目の参加で売れたことをきっかけに今に至っています。
出展した最初の頃は車がなかったので、バイクと電車で荷物を運んでいました。周りに「夜逃げか?」と言われてました(笑)。3〜4年した頃に車を手に入れて、とても便利だなぁ。と思いましたね。」
他県に二人で運転しながら、時には旅行を兼ねて「手づくり市」やマーケットなどに出店している「hutte」(ヒュッテ)の岩本さんご夫婦。気に入ったお店があると、先にお買い物から始まるので、出店開始時はマイナスの売り上げですね。と話してくださいました。
お互いの得意分野を生かしながら制作している感じが微笑ましかったです。
「hutte」 出展者インフォメーションページはこちらから >