おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.130「たむたむHOUSE」

出展の最初の頃は共同出展からスタート。お客さまがご友人を連れて買い物に来て
くださるほど人気の「たむたむHOUSE」田村さんにお話を伺いました。

Q. 屋号の由来を教えてください。

「最初の頃は、旧姓で出展していました。屋号考えなきゃと思っていた時に、周りから苗字から“たむちゃん”と呼ばれることが多かったので、『たむたむ』。それだと屋号としては寂しいので、HOUSEをつけました。(笑)」

Q. 田村さんが洋服作りをするようになった経緯を
教えてください。

「子供が小さい頃、ママ友と親子の洋服を作ったことがきっかけでしょうか。子供同士お揃いの服などを作ると、楽しそうにそのお揃いの服を着て出かけるのを見るのがとても嬉しかったことを覚えています。布地を使ったものづくりが好きで、いつも何かしら作っていました。子供が大人になるとその数も減り、今では孫のものを作るのも楽しいですね。」

Q. 洋裁は何処かで習ったのでしょうか?

「縫製の仕事をずっとしていました。
大手の会社に勤めていた時には、様々なものを縫っていました。
会社を辞めてからもカバンやクッションを始め色々な繊維の縫製の仕事は続けていました。会社の福利厚生で習い事ができたので、洋裁の教室を選んで習っていました。」

Q. 洋服を作る事において、一番大事にしていることは何ですか?

「最近は、ありがたいことにリピーターさんも増えてきましたので、年齢層によって着やすい素材、形を意識しています。購入したお客さまから『お出かけした時によかったわ。』というお声が多いので、お出かけ用が多くなっているかもしれません。」

Q. 田村さんのお洋服の特徴はなんですか?

「なるべくポケットをつけるようにしています。表に見えるものもあれば、見えない場所につけるものもあります。小さなポケットでも、あると便利ですよね。ポケットのない洋服を購入した方から、生地があるならポケットを付けて欲しいと言われたこともあります。(笑)」

Q. 新たな洋服のデザインが出てくるのはどんな時ですか?

「同じ乗り物に乗り合わせた方で、個性的なものを着ていたりすると気になったりしますね。特別に参考にするものはないですね。最近は多くの人が着てもらえるように幅を広げてオーバーサイズにしたりしています。若い人から年配の方まで上手に着こなしていただいています。」

Q. 洋服を作っている時の苦労は?得意な作業はありますか?

「苦労しているところは、生地によっては、色落ちや縮むものがあるのでそういう生地を扱う時は、水通し(水を通す)してから作るようにしています。
ポケットを綺麗に付けられることと、ピンタック、ステッチなどは長く縫製に携わっていることもあり、自信があります。」

Q. お洋服を長く着る為に気をつけることはありますか?

「家で手入れする際、干すときに形を整えて、アイロンしてもらえると素材によりますが、長く形崩れしないで着ることができます。アイロン大事です。」

Q. 手づくり市に出展されるきっかけは?

「出展のきっかけは、勤めていたところに来るお客さんに勧められました。決意できずにいたところ、一緒に出展したらどう?と背中を押してくれました。」

Q. 手づくり市に出展されていてのエピソードなどあれば教えてください。

「購入していただいた洋服をご自身の洋服と上手にコーディネートしてきてくれるのが、とても嬉しく参考にさせてもらったりしています。何度も足を運んでくださり、だんだんおしゃれに興味を持ってくれていく姿を見るのも楽しいですし、購入した洋服に着替えてそのまま帰ってくださるのも嬉しいですね。」

出展者インフォメーションにもご参加いただいている『えれふぁんと』さんとは以前は共同出展していたお仲間。それぞれが品数を揃えられるようになって、独立して出展するように。フェミニンな洋服を多数展開しているのは、とても刺激になるとお話しいただき、長きにわたって進化されている姿に、運営者として長く続けている励みとなりました。

掲載日2023.4.13

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