おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.104「幸工房」

亀岡でご主人が糸ノコを使って作る優しい温もりある木工細工、
奥様は着物の生地をデザインに取り込んだ着やすい洋服を作っておられる
「幸工房」さんのお宅で取材をさせていただきました。

Q. 幸工房の屋号は幸夫さんのお名前からつけられたのですか?

幸夫さん「そうですね。ゆきおの幸で、しあわせと読ませています。」

Q. 飯田さんは、木工を始める前は
何か違うお仕事をしておられたのですか?

幸夫さん「建築の基礎をやっていました。地盤改良の場所と重機の手配などに携わっていました。65歳で退職した時から木工を始めました。」

Q.木工を始められたきっかけはなんですか?

幸夫さん「家内が知り合いの糸ノコで木工細工を作る教室に以前から通っており、気に留めてはいなかったのですが、退職後、小さい時に欄間を糸ノコで作っているのを興味深く見て面白そうだなとは思っていたことを思い出したりしたのもあり、始めました。」

Q.手先はやはり器用でした?

幸夫さん「そうだったかもしれませんね。最初は孫の椅子とか大きいものを作っていたのですが、そのうちにブローチみたいなものもどうだろうと提案されて始めたのが小物系の最初です。」

Q.手づくり市に参加されたのは?

幸夫さん「平成22年の4月から始めて約半年過ぎた頃、1月だったでしょうか?梅小路や百万遍を見に行ったりして面白そうだなと感じ、何のつてもないけれど周りに出てみたらと言われて思いきって応募して参加しました。周りの人に色々教えていただき落ち着いて出展できるように今ではなりました。」

 

Q. 素材はどのように選ばれていますか?

幸夫さん「孫の椅子などを作っていた時に、木材を購入して作っていたのですが、その様子を見て製材所の友人がもったいない。と。製材所の端材を使ったらいいと提案してもらったり、扱いやすい状態などを教えていただいたりしてとても助かっています。それからは、孫のぬいぐるみのベッド等など作ったりもしています。」

Q. いつも新しい年の干支を置物として作られていますが
デザインも全てされているのですか?

幸夫さん「色んなデザインを見てはそこから自分なりのデザインを決めています。あと牛と虎がないだけですね。置物はできるだけヒノキを使っています。香りがいいこともあります。」

Q. 作っておられるときのご苦労とかありますでしょうか?
こんな物にも今後挑戦したいというものがありますか?

幸夫さん「お客様から麒麟の文字を書いたものをいただいて、そこから起こして欲しいと言われた時が一番苦労

しました。何度も失敗して何とか形にでき納めることができ、お客様から出来ないんじゃないかと思っていたけど、出来上がって思った以上だったと言われた時がとても嬉しかったので、お客様の要望から新しい発想を加えて出来上がった時に喜んでいただけるのがとても嬉しいので、それを続けていきたいですね。」

Q.表札など字を浮かしている作品はあまり見ないのですが?

幸夫さん「これもお客様からの要望で作り始めたものです。彫刻だと値段が高くなってしまうので、木工でできないか?と相談を受け、枠のどこかに文字をくっつけたいので勘亭流を使って枠と文字の一部がくっつくように工夫しています。」

Q. 奥様も出展されるようになったキッカケは何ですか?

幸夫さん「梅小路の店番するわと言って手伝ってくれたのがキッカケでしょうか?そこからですね。自分のできないことをやってくれるととても助かります。結婚する時に英会話と洋裁は続けたいとの希望だったので、今でも続けています。海外のお客様の対応とかも助かっています。」

Q. 奥様の美智子さんは着物生地などで洋服を作っておられるときいていますが?

美智子さん「洋裁は、半世紀前から(笑)。近所の洋裁店で教えていただいて、子供の服を作ったり、洋服のリフォームの仕事をしていました。」

Q. 奥様は英会話が達者とお聞きしましたが?

美智子さん「昔旅行会社で覚えたものです。そんな達者と言われるとおこがましいですが。今は、英会話のサークルに通って楽しく勉強しています。」

Q. 仲良くご夫婦で出展されるためのコツはなんですか?

幸夫さん「朝早いので奥さんを起こして、支度をしてもらい、奥さんはゆっくり後から来ることにさせてもらっています。昔は一緒に出ていたのですが、分担しながらやっていることでしょうか。」

工房に素敵なトールペイントがあり、どなたが作ったのだろう?誰かの作品と思ったら、幸夫さんの作品でした。トールペイントの先生に材料を納めていたことから、始められて5年ほどと。市では見ることができない多才な部分も見せていただき、まだまだこれからの作品も楽しみです。

掲載日2020.12.13

画像