おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.93「Chamoto Dolly 」

手づくり市に買いに来てくれたお客様に気軽に使っていただける革製品をいつも追求して出展してくださっている仲良しご夫婦のChamoto Dolly(チャモトドリー)さんのお宅へおじゃましました。

Q. 革を使った作品を作るようになった経緯を教えてください。

英治さん「最初は、カービングから始めました。30代の頃、カービングの財布を購入したくなったのですが、とにかく値が張って、その頃その金額ではとても手が出せずに、それだったら作ってしまおうというのが革製品を作り始めるキッカケでした。趣味で既に彫金をしていたので、難しくは考えませんでした。」

革に切り込みや刻印を打つことによって凹凸で模様を出していくレザークラフトの技法。

Q. 差し支えなければ、この仕事をするまでのお仕事は
なんでしたか?

英治さん「百貨店などの空調や電気設備関連の仕事をしていました。会社に行っていた期間は月4回、休みを貰い梅小路、百万遍をはじめとする手づくり市に参加するための休みを取らせてもらっていました。」

Q. 茶本さんの作品の特長とか、こだわっているところを教えて下さい。

英治さん「普段使いで、気軽に使えることを基本に、他製品とは違うところを少し取り入れることでしょうか。『荷物持つぞう君』、『小銭入れる君』などは、お土産に購入しやすい価格帯にしています。荷物持つぞう君は、名前をつけたことによって売れるようになった経緯もあり、ネーミングは大切だと思っています。お客さんのイメージが湧きやすいように、接客する際の説明や売り場に立つ格好も気にかけています。」

Q. 新しい作品を考えるときはどういった時に?

英治さん「寝る前にイメージしています。自分で持ちたいもの。嫁さんに持たせたいもの。人が作っていないものなど。アイデアは、浮かんだら、ぐちゃぐちゃの状態でもいいので、パッと浮かんだものを作り始めます。そこから、良いものが出来そうな時は、色々と試作して奥さんに見てもらっています。」

万喜さん「夜中の3時4時でも急に起き上がって、だいたい2時間くらいすると戻ってくる感じです。試作品の多くは私が使っています。(笑)」

Q. 難しいところ、ご苦労されているところはどんな点ですか?

英治さん「手縫いで全て作りたいのですが、一人で作っていますので、一つに多くの時間をかけられないため、ミシンを使い始めています。」

万喜さん「大きなミシンを購入したのはいいのですが、置くところがまだ確保できなくて、お店で預かっていただいている状態です。(笑)」

Q. 手づくり市に出られるようになったきっかけはなんですか?

英治さん「西宮の市に参加した際に、ここの手づくり市を教えてもらい参加するようになりました。自分が出展した場所の近くにいらした革製品を売られている方が、店じまいをするということで、仕入れ先など紹介してくださり、今に至っています。 最初は、そんなに売れるとは思っていなかったんですが、ジャバラのポシェットを作ったら爆発的に売れて、そこからハマっていったような気がします。(笑)」

Q. 茶本さんの趣味とか息抜きの方法教えてください。

英治さん「最近はあまり乗っていませんが、自転車ですね。昔は毎週のように知人と出かけていました。京都の嵐山までとか、琵琶湖を1周とか。」

Q. これからの目標を教えて下さい。

英治さん「作る作品の品質保証のグレードを上げていきたいと思うようになりました。その分、今までよりも手をかけなくてはならなくなるので、値段を上げなくてはならないものも出てくるとは思いますが、長く使っていただけるように努力していきたいと考えています。」

Q. 最後に、屋号のいわれを教えてください。

英治さん「最初は、“ちゃもと”(苗字)で登録しました。」

万喜さん「Dollyは飼っていた犬の名前です。大好きだった犬でしたので、屋号に使って欲しいと頼んでいたのです。」

英治さん「ちゃもとの名前も浸透していた頃でしたので、Chamoto Dollyにしました。」

ものづくりは、誰にでもできる。できないことも、やり続けていることで出来るようになる。続けられるかどうか、そして、販売に関していえば、自分の作ったものに愛着や責任があるならば、お客さんに対して怖じけず、丁寧に接客していくことも大切。と話していたのが、とても印象的でした。
作った人が一番その作品の特徴をご存知のはず。ならば、惜しみなくそれをお客さんに伝えられる術も手づくり市での販売特徴の一つであると確信した取材でした。

掲載日2019.12.13

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