おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.77「コジーハウス」

京都・山科で38年近く喫茶店をご夫婦で続けながら、
手づくり市には11年ほど出展されていらっしゃる
「コジーハウス」さんのお店におじゃましました。

Q. コジーハウスの屋号のいわれを教えてください。

吉孝さん
「大学卒業後より勤めた箱根の富士屋ホテルの中にあった建物の名前からいただきました。コージーと記載することが多いのですが、外国人の発音を耳にした際に、コジーに近いと思いまして、コジーハウス(cozy house)としました。英語で居心地の良いこじんまりとした空間という意味です。」

Q. 洋菓子をはじめられたきっかけはなんですか?

吉孝さん
「もともと親の土地がここにあったのと、昔からコーヒーが好きでしたので、喫茶店を開きたいと考えて始めました。始めるにあたり、ケーキとジャムは手づくりで出したいと思っておりましたので、本から独学で学んで作り続けています。
開店最初は、チーズケーキとバナナケーキの2種類、ジャムもイチゴとオレンジのママレードの2種類でした。そのうち、ジャムなどご自宅用にと声が多くなり、お土産用のジャムの販売。そして、ケーキの販売も始めていきました。」

Q.どんなお菓子がお得意ですか?

吉孝さん
「得意というか、一番の売れ筋は、りんごのケーキ(ドイツ風)です。紅玉(りんごの品種)を使用していますので、これからの夏場はご提供できないのですが、また秋から再開します。
同じ紅玉で作るタルト・タタンも好評をいただいてます。」

Q.新しいお菓子を考える時のアイデアは
 どんなときにでてきますか?

吉孝さん
「普段からアンテナを張るようにしています。本や雑誌などを読んでは、気になったお店に足を運んだりしています。新しい食材なども気にしています。」

玲子さん
「試作したシフォンケーキを最初にいただいた時になんとも言えない美味しさに感動したことを覚えています。関西でもまだ、珍しい頃でした。」

吉孝さん
「そうですね。まだ関西ではシフォンの型が手に入らず、東京まで行って調達しました。お店を開業して1年から2年目の頃でしたね。」※ちょうどその頃、ご結婚されたそうです。

 

玲子さん
「チーズケーキも、主人がホテルからドイツへの勤務時代にヨーロッパ各国を廻った時に知ったケーキの一つと聞いています。まだ日本でここまで定番のケーキではなかったんですよ。」

Q. お菓子づくりでご苦労されるところはどんなところですか?

吉孝さん
「ケーキ作りで、ケーキ専門店のように設備が整っている訳ではないので、気温・湿度によって材料に影響が出やすいので、混ぜたり絞ったりするのが毎回変わることですね。同じ行程でも微妙に違ってきます。
ジャムでは、ルバーブなど今では人気が出てきましたが、最初はさっぱりで、知人の畑で栽培しているものを使っているのですが、見た目が緑だったのも影響して、最初はあまり売れなかったですね。赤色のルバーブが出始めてから少しずつ人気が上がってきましたね。」

Q. 手づくり市に出展されたきっかけは?

玲子さん
「12〜3年前位に、別の市でしたが、新聞でそういうイベントがあるのだと知りました。主人に相談したら、相手にされず。でも、お店にいらっしゃるお客様も、もちろん大切なのですが又それ以外にも知っていただけたらと思い、少しずつ参加するようになりました。そこで、百万遍でもやっていると知ったのです。最初の申込時に申込の月を間違えてしまって、榎本さんに、梅小路でも開催するのでそちらに出てみては?と案内していただいたのが最初の出展でした。
人気の店は早くに売れ切れたりするのでとお聞きしたので、最初の出展の時には、今では考えもつかないほど、たくさんの量を準備して出展しました。が、おかげさまでそれがかなり売れたのを覚えています。(笑)」

吉孝さん
「時々、常連のお客様以外にも、手づくり市で知って、ここまで足を運んでジャムやケーキなどをお買い求めくださるたくさんの方がいらして下さいます。わざわざ遠方から来て下さって、本当にありがたいことだと思っています。」

Q. 最近、息子さんもお手伝いされていらっしゃいますよね?

智(さとし)さん
「大学から戻った4年前から手伝っています。」

玲子さん
「だんだん、荷物も増え、運ぶのが大変になって、店の休みが木曜日で都合が良かったのですが、梅小路が木曜日から土曜日に変更になり、お店の方もあるため、土曜日の出展が辛くなった時期でもありましたので、手伝ってもらえることは大変助かっています。また商品だけでなく、プライスカードに至るまで、若い人の感覚で店の方向性も考えてくれています。なる程!確かに!とうなずく事があり、喜んでいます。最近ではすっかり手づくり市の顔になっています。(笑)今後も、少しでも長く、楽しく続けていけたらと思います。」

味の好みは人それぞれ、材料を生かしたシンプルな加工でなるべく無添加で提供したいとこだわり続け、年に2回ほどの旅行が息抜きいう松谷さんご夫婦。奥さまの素敵な笑顔が看板であるのに加えて、最近は長身の息子さんが市では活躍されています。手づくり市の小さなスペースの中にもコジーな空間をこれからも広げていってください。

掲載日2018.8.13

画像