おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.53「Handmade accessories Sphere」

今回は、名古屋でおこなわれているワークショップ会場に、
「Handmade accessories Sphere」の代表である
廣瀬太郎さんを訪ねやって来ました。
廣瀬さんは、あの独特な落ち着きのあるやさしい口調で
マクラメ作りを指導されています。
趣味で参加されている生徒さんが勿論多いのですが、
自分たちのもの作りの幅を広げようと勉強のために
来られている生徒さんもいるそうで、生徒さん達との
コラボも楽しまれているご様子、
忙しい時間の合間をぬって早速取材をさせていただきます。

Q: マクラメとの出会いを聞かせてください。

「20代前半から半ばまで
 オーストラリアに生活の拠点をおいていた時、
 ホテルで他の旅行者の方がマクメラをしていました。
 その時に、自分で興味があったのか時間潰しで
 あったのかは忘れましたが、教えてもらい
 一緒に始めたのがきっかけです。」

Q: 海外に住むことに興味があったのですか?

「海外に出たのは、その時が初めてでした。
 言葉を話せる訳でもなく、興味だけあり、
 学校を卒業し会社員として5年位は勤め、
 その後に旅立ちました。」

Q: 創ることには興味があったのですか?

「元々は好きでしたね。」

Q: マクラメとはどのような技法なのですか?

「一般的な概念としては、紐を使い結ぶ、編むことで
 装飾・模様をつくりだす編み方ですね。
 インダス文明周辺では、シルクロードを使い
 日本に入って来ました。マクラメは編む紐の種類により、
 色々な物がつくれますので、ヨーロッパではバッグとか物をぶら下げる生活用具が発展しました。

私は中南米の伝統的な技術を用い、
天然石と組み合わせたアクセサリーなどの
作品創りをしています。」

Q: マクメラと出会った後は
どうやって勉強されたのですか?

「基本的な編み方を教えてもらい、
 後は独学でやってきました。
 ベーシックな編み方は数種類で
 僕はその組み合わせで作っています。」

Q: 必要な道具などはあるのですか?

「紐を固定するための道具はありますが、
 基本は手で編むことになります。
 編むことがマクラメです。」

Q: 屋号になっているSphereの謂れをお聞かせください。

「フランス語で循環、つながりの意があります。
 大切な人の出会いや別れは偶然でなく必然で、縁で繋がれているのだと思います。
 出会いは新しい別れを生み、別れは新たな出会いを生み、つながりは循環しています。
 自分が旅で気付いた環境の出会いなども含めて、この言葉を屋号につけました。」

Q: ワークショップは手づくり市の百貨店での催事でも人気がありますが、
 どのような方が来られるのですか?

「3年半前から始めています。
 年代では40歳の方が多く、30代60代の順で50代の方が以外と少ないですね。
 それと女性が9割ほどですね。今後も学んで自分の作品に取り入れ、幅を広げようとする方が2割で、
 残りの方は 興味、趣味の方ですね。
 でも生徒さんの中にはガラスや陶器や木や貝ガラなどでコラボを試みる方もいて、とても楽しいですね。」

Q: ご苦労は何かありますか?

「教えることは楽しいですし、育ってくれるも楽しみです。
 大変なのは教えるための準備ですね。
 紐を結ぶ強さは個人差があり、力の加減を伝えるために
 これを可視化して、指先の感覚から力加減を伝え易く、
 分かり易くしようともしていますしね。(笑) 」

Q: 手づくり市に出展されるきっかけは何でしたか?

「知り合いの紹介でした。
 愛知からなら圏内かなと思い、出展してみました。」

Q: 出展されてどうでしたか?

「勢いがある市と感じました。
 他の出展者の方にも非常に親切にしていただき、
 なるべくまた来たいと思いました。
 それに、毎回色んな世代、地域、地元の方々が
 くるので勉強にもなります。」

Q: どんな商品が人気ですか?

「売れるものはネックレス次いでブレスレットが人気です。」

Q: マクラメをしている以外で
 楽しみとか趣味はありますか?

「趣味のマクラメをして息抜きをしています。(笑) 」

Q: 将来の夢、展望をお聞かせください。

「今、取り組んでいるのが『マクラメキャラバン』です。
 テーマはマクラメを編む事を結ぶことに終結させ、
『人と人の心を結び合わせる』。
 人が繋がるきっかけになれたらとの想いなのです。
 これから名古屋を皮切りに各地を5年をかけて廻り、
 マクラメに興味のある方、ない方を巻き込みながら
 結びのオブジェをみんなで作り、完成させることを
 考えています。」

 

物創りを媒体として、人と人の繋がりを大切にしている廣瀬さん。
今後マクラメキャラバンを色々なアーティストさんとコラボしつつ、
イベント化し展開させていこうとしています。

また、ここでの売上の 60% 程を全国の災害義援金に充てて活動するそうです。
「マクラメを通してだったら、ここまでは出来ます。」
そう力強く語られた廣瀬さんが、とても印象的でした。

掲載日2016.8.13

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