おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.48「花かんざし」

「花かんざし」の小林秀之さんは、元々はお菓子の問屋業界におられた方とのことです。
「人の作った商品を販売するなら、自分たちで創った商品を売ろう!」
 この意気込みでお店を始められたそうですが、
 そこには新たな意識が、信念が生まれていきました。

Q: 花かんざしの屋号の由来はなんですか?

(小林さん)
「この店はドーナツを作るとこから始まったのですよ。
 ですから当初は横文字が良いねと言うことと、
 妻と田村さんそして当店のマイスターである岡さん、
 二人の強力な女性陣もおりましたので
 クイーンズシェフとしていたのです。(笑)」

Q: では、稼業で継がれたお店ではないのですね。

 (小林さん)
「僕はお菓子問屋の業界にいたのですが、
 自分たちで創った商品を売ろうと思い、
 7年前にこの方達とお店を立ち上げました。
 うまくいかなかったドーナツから
 和菓子に移行していくなかで、横文字より
 商品に似合った名前、親しみのもてる名前を
 と考え、舞妓さんの花簪を見て
 季節を感じられる和菓子を創れるお店になるよう
『花かんざし』と女性陣が名付けました。」

Q: この変化に、奥さんはどう思われましたか?

(小林幸子さん)
「えっ、最初は嫌でしたけど、
 勝手にどんどん進んで道を作られていくので
 ついていくしかないのかなぁ~と。(笑)」

(岡さん)
「私は作って食べることが好きでしたので。(笑)」

Q: 人気商品の生もなかと従来の最中とは
 どう違うのですか?

(小林さん)
「僕らが使わせてもらっている最中の皮は、
 江戸時代から続いている
 日本で2番目位に古い最中の皮屋さんのものです。
 それを使い試作をしている時、
 僕らのつくった餡子の水分が多かったせいか、
 出来上がったらべちゃべちゃな皮の最中に
 なっていたんです。ですから捨てようとしたら
 女性陣がもったいないから食べると食べたら、
 このもっちりとした食感は
 今までになくおいしいと二人ともに言い、
 この状態で試作を重ねていけば、
 最中を嫌いな人でも食べてもらえるのではないか
 とまで言われ、苦労の連続でしたが優れた皮に合う
 餡子を色々と創りはじめて出来た最中なのです。

 でも、和菓子業界ではタブーのものなのですよ。
 僕が職人でなかったからと二人がいたから出来た
 商品でネット検索してもほとんどないですね。(笑)」

Q: 餡子の種類はどのくらいあるのですか?

 (小林さん)
「季節に応じて餡子を創りますが、
 常時10種類から12種類は手づくり市では販売させて
 もらっています。新作などは市に来ていただく
 お客さんの反応が早いので勉強になり助かっています。」

Q: かりんとうは何種類くらいあるのですか?

(小林さん)
「10種類くらいです。」

Q: その種類のアイディアは小林さんがだすのですか?

 (小林さん)
「かりん糖は僕だけのアイディアでなく
 仲間に教えてもらったりしています。
 外部的にも内部的にも
 仲間の人に助けられていますね。(笑)」

Q: 餡子とかりんとうの人気商品はなんですか?

(小林さん)
「餡子は粒あんでかりんとうはこぼうと玉ねぎですね。」

Q: かりんとうは入っている量も丁度良いのですが、
それらもお仲間からのアイディアからですか?

(小林さん)
「いえ、僕らが市でのお客さんの声を参考にし、
 お客さんの層を考え、
 楽しんで食べていただきやすいようにしています。」

Q: 手づくり市に出展されるきっかけは
 何だったのですか?

(小林さん)
「最初は商工会議所の人の依頼で、商工会のイベントに
 出展したのです。そこで初めて自分で人の前で手売り
 する経験をし、こんな売り方、世界もあるのだと
 気づきました。そこに出展されていた方が他に
 手づくり市などあるよと教えてくれたので、
 じゃあ出展しようと思ったのです。」

Q: それまでは出展はされていなかったのですか?

 (小林さん)
「卸がメインで作って箱に詰めて送りだすのが
 仕事の仕方でした。ですから、毎月毎月買いに
 来てくれるお客さん、おいしかったよと声をかけて
 もらい買っていただくのはすごくありがたかった
 ですし、元々こういう仕事をしたかったのだと
 気づかされました。」

Q: 出展されたことで、創り手の意識として
 変わられたことはありますか?

(小林さん)
「より一層丁寧に創らなければならないと強く感じますね。
 買ってもらっておいしいなと言われると
 かなり意識が変わりますよね。」

(幸子さん)
「自分で売ると、より自分が自信を持って売れるように
 意識が高まっていきますね。」

(小林さん)
「アレルギーの問題などもそうですね。
 乳製品アレルギーの人がやっと食べられるお菓子があった
 と喜ばれたりすると、そのお客様にたいし一つだけでも
 良いから作っていこう、作りたい意識になりましたね。
 ですから添加物も保存料も使わないものをうちは創り続けて
 いこうと思いますね。」

(岡さん)
「私は何回も味を試すのですが、妥協無しに自分が絶対に
 おいしいと思えるものしか出したくはないと思いますね。」

Q: 花かんざしさんの夢はなんですか?

(小林さん)
「自分達の店を持ちたいですね。
 そこに買いに来ていただける商品を思考しながら
 創り続けたいと思いますね。」

最後に熱く語られた小林さん本当のありがとうございました。
これからも3人タッグで頑張ってください。
また、ここで登場した日本でも珍しい生もなか、是非ご賞味しては如何ですか!

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