おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.33「Candide」

「Candide」は
速水健一さんと奥様の美歩さんご夫婦のお店です。

 大学時代にバレーサークルで知り合い、
健一さんが彼氏のいた美歩さんを好きになり
結ばれたご様子です。
それからの若い二人は何をするにも一緒。
12年同じ時間を過ごしながら
作品創りをしてきました。

 今回の「おじゃまします」は、そんな仲睦まじい
お二人の話を織り込みながら
始めていこうと思います。

Q: 屋号のCandide由来を教えて下さい。

(健一さん)
「最初は彼女の名前からのフランス語で考えていたのですが、なかなか見つからなくて好きな言葉からつけました。
訳すと無邪気の意味で、まぁ適当だったかな。(笑)」

Q: この仕事を始められたきっかけは?

(健一さん)
「趣味からですね。
芸術系の大学で知り合ったのですが、
交際している時にハンコ作りの体験をしに行って、
帰ってからも色々と作っている中で、
彼女の作ったものを見て売れるんじゃないかと思ったのです。」

(美歩さん)
「その時にもらった彫刻刀を今でも使っているんですよ。」

(健一さん)
「もうチビて長さも変わってしまっているけどね。」

Q: 手づくり市に出展されたきっかけは?

(健一さん)
「神戸の手づくりマーケットに出展した時、
隣にいたお姉さんに手づくりの物だけを売っている市
があると教えてもらい、見に行ったんです。
それで直ぐに申し込みました。」

Q: 売れましたか?

(健一さん)
「今のようなお名前ハンコではなかったですけど
50個くらいでしたね。
これがそのときの物ですが、やはり粗さが目立ちますね。」

(美歩さん)
「昔から作った作品は全部残してあるんです。300円から始めて試行錯誤して作っていました。
 なかなか名前も覚えてもらえず、『ハンコ屋さん』って呼ばれていました。(笑)
 あ、しかもその市の時ケーキも作れって言われて持っていきました。」

Q:ええっ、ケーキですか。

(健一さん)
「彼女のケーキはおいしいですけどね。でも、最後は周りの出展者さんのお土産になりました。(笑)
 その後は美歩の卒業勉強のために1年間お休みしました。」

 

Q: その後に持ち手が木の枝になったのですね。

(健一さん)
「何か普通のハンコじゃ物足りなくて、
candideならではの物、他との差別化を出来るもの、
そう考えた時かわいい木の枝が欲しくなりました。
仕入れた枝も虫食いなどがあるから、
全部が使えるものじゃなく、
厳選して半分位は捨てることになるんです。」

Q: Candideさんは二人で運営されているのですが、
それぞれの役割分担はきまっているんですか?

(健一さん)
「どう見えますか?」

(美歩さん)
「あっ、それしりたい!(笑)」

Q: それは…まぁ、作家さんとマネージャーさん。。

(健一さん)
「そうですよね。
 うちのお客様は9割が女性の方ですから、
『お姉ちゃん頑張とるさかい、あんたも
 頑張んなさい!』って声かけられましたよ。(笑)
 でも、
 彼女は自分から動くのは好きではないですから。」

(美歩さん)
「だからマネージメントをしてくれていたけど、
 手伝ってくれてるうちに、木の加工やガマ口や
 クッションを作り始めているんです。
 褒めて乗せると良く働いて、作りますよね。(笑)」

Q: ずっと二人でいて良かったこと
悪かったことは何ですか?

(健一さん)
「一緒だから予定なんかは簡単に決まりますね、
 動きやすいし。
 悪いは……」

(美歩さん)
「友達からも『そんなに二人でいて飽きない?』
 とか言われますけど、苦痛や飽きることがないからね。
 あっ、悪いはどちらかが病気になると
 生活が一気に危うくなりますね、
 仕事がこけると生活がこけます。(笑)」

(健一さん)
「商品も同じで丈夫で、関西で一番綺麗で、
 長持ちを目指しています。」

(美歩さん)
「あまり原価を考えないときもありますね。」

(健一さん)
「売る側も値段に関わらず、
 商品に対しての想い入れがありますから修理もしますし、
 1年で壊れても仕方ないなどと考えていません。
 出来るだけ長く使ってもらって愛着が生まれてほしいです。
 それで口コミで横に広がって繁盛していきたいと
 思っています。
 ですから試作しても
 5万回押せる耐久性をテストしてから販売しています。」

若いお二人の今までにないラフなインタビューでしたが、
最後に心に沁みるお話が聞けた気がします。
これがcandideの原点なのでしょうね、これからも生活が危うくならないよう、
丈夫で長持ちする身体と商品づくりをお願いします!!

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