おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.20「GRAFICO LUAR」

今回の「おじゃまします」は、
久々の女性作家さんの登場です。
屋号のGRAFICO LUARは、ポルトガル語で
「グラフィックと月」の意味、
この音の響きが好きで名付けられたそうです。

**(グラフィックは様々なコンテンツの視覚表現の意味
   だそうです。)

Q:もともと京都の方ですか?

「生まれは九州なのですが、大学が京都造形大学でした。」

Q: 学科は?

「情報デザイン科です。
そのころは今のように学科も細分化されてなく、
目から入る視覚の物の全てがデザインという、
ざっくりとした科なので版画・シルクスクリーン・
写真・コンピュータなど全てを学べると言うことで
入学しました。(笑)」

Q: その方が、手づくりに魅かれたのは
どうしてなのですか?

「子どもの時から絵を描いたり、写真を撮ったり、物を作るのは好きだったのですが、
やはり革と出会ったからですね。
革は生き物で、革の持つ独特の味や作り方が自分にあっていると思えたのですね。」

Q: 革と出会ってどれ位になるのですか?

「携わってからは15年位で、現在の作品として
作り始めてからは10年位です。」

Q: 財布などを見ても、その色の使い方に物凄く
 独特な個性を感じるのですが
 何処かで学ばれたのですか?

「全て独学です。
学校は確かに良い刺激になりましたが、
教えてもらわなければ学べなくもないし、
好きで作っていれば続けられることと思いました。
選ぶ色の組み合わせは
自分なりに考えて配色はしているのですが、
色に関しては勉強しなさいといまだに言われます。」

Q: この財布に使われているボタンは陶器ですね
 これも作られているのですか?

「これは、
手づくり市で知り合った友達に作ってもらっています。
期間限定でコラボして一緒にお店を出したりもして
いました。
 また、彫金のコンチョなども、友達に協力して
いただいてます。
屋号に好きなものを並べているように、
革だけにとらわれずに色々な素材で制作していきたいと
思っているんですよ。

 革自体も牛革だけではなく、
ワニ、ヘビ革、トカゲ、魚と様々な革も
使用しています。
黒サンゴや、骨、天然石など、
素材のもつ味をどのように活かしていけるかを
思考錯誤しています。」

Q: 自分の気持ちを表現する中に
財布やアクセサリーがあったと言う、
どちらかと言うとアート志向なのですね。

「そうですね。だから財布でも使い勝手を追求した
ものではないので、正直使いづらいと思います。(笑)
ポケットがいっぱい付いている機能的な財布は
たくさんあるけど、使いづらいけどなんか好き、
愛着がもてそうと言うのも一つの味の出し方と
思っています。」

Q: 革の財布に陶器のボタンを使うことは
なかなか思いつきませんよね。
それがとても面白い感じで使われていて素敵ですね。
この大きなハンマーは制作のための道具ですか?

 

「そうです。道具は特注品が多いので、なくなったらオロオロしてしまうものばかりなのです。」

Q: ご紹介いただいた牧野さんが、あなたは逞しく一人で遠くまで行くと
おっしゃっていましたが、何処まで行かれるのですか?

「遠くへ行きだしたのは3、4年前位からで、最近は群馬や新潟の魚沼位までです。」

Q: 行きだしたきっかけは?

「手づくり市で作家さんに紹介されたり、話の中でそこへ行ったらおいしいものが食べられそうと
思ったりしてですね。」

Q: あなたにとって、手づくり市とは
どんな場所なのですか?

「売り手側もお客さんも、
ギュッと濃縮された時間が持てる場所ですね。
月に一度、あの場所の広さの中でみんなが充実して
一日が過ごせるから、お客さんもそれを感じて
来やすいのだと思います。

昨日財布を買ったばかりで今日は買えないからと、
2年後に買いに来てくださったお客さんが
いてくれたりもしたのです。」

Q: 最後に緒方さんの作るポリシーとは何ですか?

「マニュアル化しないということですね。
革の仕入れも一定でなく、その時その時で
良いと思えるものを仕入れますから、
同じものは永遠に作れません。

何時でも流動的で心を遊ばせていたいのです。
そんな私なりのものづくりを原点に頑張っています。」

緒方さんは、「いらっしゃいませ!」と声をかけるのは苦手だそうで、
「こんにちは、今日はいいお天気ですね。」と話すのが好きだそうです。
だから、どんどんお店に立ち寄り話かけてみてください。

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