おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.18「不動工房」

「手づくり雑貨」と書かれた木の看板、
店の前に並ぶ作品たちが、店構えとマッチして
ファンタジックな雰囲気を感じさせてくれます。

今回は、手づくり市でのお客様のなんと
9割が女性という「不動工房」さん。
その秘密を、ご主人の伊藤三郎さんから
じっくりとお聞きしたいと思います。

Q: 伊藤さんが銅製品を作るようになったきっかけは
なんですか?

「建築関係の銅を扱う仕事をしていて、
その破材で何か作ろうとしたことからですね。」

Q: ものつくりがお好きでいらっしゃった。

「ええ、工作は子どものころから好きでしたね。
この工房も、10年になりました。」

Q: 最初に作られたものはなんですか?

「最初の作品はおたまです(笑)。
僕は実用品から始め、
飽きたら自分で楽しめる作品を作る、
この二通りを
ずっと繰り返しているんです。」

Q: 実は銅の鍋が欲しくて手に入れたのですが、
使うのがもったいなく、仕舞いこんでいたら、
結局だめにしてしまうことがあって…
銅製品の手入れのポイントってなんでしょ?

「それは、洗ったら良く乾燥させることですね。
そして油を塗ってからしまう。
湿気は絶対にだめですよ。
銅の渋みは使う年数とともにでてきますからね。」

Q: 手づくり市に出展されたきっかけは?

「作ったものは最初、フリーマーケットで売り始めました。
そこで知り合った人たちに京都の知恩寺で手づくり市があることを知らされて、出展したのです。
その時、最初に売ったのもおたまでした。」

Q: 伊藤さんの作られている作品の中の一押しはなんですか?

「僕はオートバイが趣味なんです。
ですから、銅の作品としては珍しいのですが
車や自転車、今は制作中ですが
オートバイも作っています。」

Q: この車とか、どこか懐かしさが漂うレトロ感が
ありますね。
作品の中には伊藤さんの想いが詰まっていますね。

「大きいものの加工は楽ですが、
こういった小さいものは
パーツが細かいから結構大変ですよ。
銅の加工するための道具って、
売ってはいませんから。」

Q: どうされているのですか?

「道具は一般のものを改造、加工して
独自の気にいった道具を作っています。
同じ業種の方でも持っていないものを
おたまを叩くのも道具は自分で作っています。」

Q: 作品の前に道具づくりが先とは思いませんでしたね。
銅製品はつくられる工程においても、
もう一つロマンがあったのですね。

Q: ところで、伊藤さんの夢ってなんですか?

「僕の夢は、銅加工をいろんな人に教えて
いくことですね。
こうして身につけた事を伝えたいです。」

Q: それも作品にこめられているのですね。
お客様としては男性と女性と
どちらが多いのですか?

「手づくり市では、
圧倒的に女性のお客さんが多く
前回は9割が女性でした(笑)。」

男の夢をもった作品、それを感じ取った女性たちが
きっと男性に送ろうとするのでしょう。
力強く生み出される繊細な作品を、これからも楽しみにお待ちしています。

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