おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.8「CAUAC」

「洋服を自分で作ろう!」

そう、高校の進路で決めた時から、一途に走って
こられたからなのでしょうか、お店を持たれても、
「ここも一つの通過点」と言い切る彼女に、
何の気負いもプレッシャーをも感じることはありませんでした。

今回は、「CAUAC(カウアク)」の香月一美さんと、
藍染めを担当している平木奈々子さんのところに
おじゃましました。

Q: では、最初に屋号『CAUAC』の由来を教えていただけますか?

「はい、屋号ですね。マヤ語で直訳すると、『蒼い宇宙の嵐』と言う意味です。」

Q: それで気に入られて屋号にされたのですね。
では、洋服はいつごろから興味をもち、
作ろうとしたのですか?

「洋服つくりは高校生の進路を考えたときです。
服飾の専門学校へ4年通って、その後に自分で
作り始めました。」

Q: 服づくりをはじめられた過程に、
なぜ藍染めが加わったのですか?

「CAUACの由来もありますが、何を表現したいかを、
きちんと向かい合って考えたときに、最後出てきた
のが藍色だったんです。
そして、友達の結婚式で私の正面にいた
指先が蒼く染まった平木さんと出会ったことが、
きっかけでしたね。」

Q: それで藍染めされた服もはじめられた。
染めは、染めた生地を使うのですか、それとも形にしてから染めるのですか?

「製品を染めてもらっています。藍染めは染めている人柄が出てくるので、
一枚一枚染め上げられるたものを受け取ると、そこには必ず平木さんがいます。」

Q: CAUAC の藍染め商品は、平木さんとのコラボ商品なんですね。
外国のお客さんもいると思いますが、藍染めに関しての反応はどうですか?

「外国の方は、藍染めよりヴィンテージの生地に反応しますね。
挑戦的なプリント、ぱっとした色に
興味をもたれるのだと思います。」

Q: そうですか。なぜ、香月さんは
ヴィンテージに興味をもったのですか?

「ただ単純に、60年,70年代の今には絶対に無い
挑戦的なプリントや柄に対する色使いが好きなんです。」

Q: CAUACの洋服の特長は何ですか?

「藍染めとヴィンテージにこだわった洋服作りを
しているってことですかね」

Q: セールスポイントは?

「何処にもない、素材・生地・デザインです。」

Q: そう言えば、生地を生かしたデザインが多く、
あまり生地を切り刻んでいませんね。
生地の柄を生かした流れになっていたりするのは、生地にほれ込んで作ったりしているからですか?

「そう、この生地をどうしたら一番良く生かせるか、これを一番に考えて作りますね。」

Q: そうか、そうか…
じゃぁ、香月さんに一番影響を与えてくれたり、
憧れるデザイナーさんは誰ですか?

「特別に名前をあげる人はいないですね。
コレクション雑誌とかは良く見ますけど、
その時々に良いなと思うことはありますけど
ずっと好きということがないんです。」

Q: では、音楽家・画家・彫刻家など、広い範囲
でのアートの中で、気になる人はいますか?

「音楽も色々ですし… …
本当に色々ですね、強いてあげると手塚治虫は凄い!
好きで、本もたくさん集めていました。」

Q: 手塚治虫を尊敬している!?
意外な回答に、なんと本人も、香月さんも笑い出してしまいました。

「世界観、超越した世界観を持っている人が好きなんです。」

Q: そうですね、確かに手塚治虫さんは独自の世界観をもっている人ですね。
普通は大好きなデザイナーさんがいたりするもんですが(笑)

(平木さん)
「確かに、デザイナーさんの名前は今まで一度も聞いたことがないですね(笑)」

Q: 彼女(香月さん)にとって、独自で生み出す
ものが全てで、誰のも左右されないのかな。

「色やデザインや服の雰囲気とか色々気になるものは
覚えているのですけれど、名前まではなかなか
覚えていなくて。」

全てが通過点と言われるように
常に進化しているから、固定観念をつくらない。
だから、作るものがその折々に
変化を見せていくのでしょうか。
アーティストさんならではですね。

Q: 鹿ケ谷のお店について教えてください。
ここには洋服以外の作品も置いてありますが?

「はい、平木さんの作品や、手づくり市で出会った
ガラス細工・木の作家さんの作品を置いています。」

Q: 香月さんにとって手づくり市との出会いは?

「服を作りはじめのころ、四天王寺で出展していて
そこで知り合った「おにぎりくん」という人に
百万遍さんの手づくり市を教えてもらい、大阪から
行きました。」

Q: 手づくり市に出展されて、
何かエピソードはありましたか?

「お客さんとの出会いや、テントなどを持って
いなかった雨の日などに出展者のみなさんに
良くしてもらったことなどが残っています」

Q: 最初に出展されてからずっと、手づくり市に?

「いえ、一度服作りをやめて
もっと勉強しようと就職して、3年後に再開しました。
そのときに、鹿ケ谷に惹かれていたこともあり、
アトリエ兼お店として両方の希望が叶う物件が
ここでした。」

香月さん、実は、鹿ケ谷にお店を持った時に「これしかない」と覚悟をしたそうです。

Q: 最後に、香月さんの夢を教えてください。

「夢は、スタッフを増やし
もっともっと、色んな方々に喜んでもらえる服作りを
していくことです。」

先々の夢を追い
過去を全て通過点にすると言う香月さんでした。

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